デジタル技術の発達で今ではすっかり使用される機会が減ってしまった大判カメラ。
しかしその高解像度な写真と古くからのレンズが使用できるという利点から愛好家の多いカメラです。
そもそも大判カメラとは使用するフィルムによって種類分けをした際のひと種類で、シノゴと呼ばれる4×5インチ以上のシートフィルム(またはカットフィルム)を使用するカメラのことです。
さらに主に屋内で使用される大型のビューカメラ、主に屋外で使用されるコンパクトに収納できるフィールドカメラ(またはテクニカルカメラ)に分類することが出来ます。
先程も書いたように高解像度の写真はポスターや雑誌撮影で重宝され、またその長い蛇腹の特性を生かしてアオリ撮影や至近距離での接写撮影など面白い写真を撮ることができます。
大判カメラの主なメーカーや機種
今、私達が手にするような一眼レフカメラより遥か昔からこの形のカメラは使用され様々なメーカーによって作られておりました。
ドイツのリンホフ(Linhof)、スイスのジナー(Sinar)、アメリカのディアドルフ(Deardorff)など今でも高値で売買されていることからコレクションとしての需要もあることが伺えます。
リンホフのテヒニカシリーズはリンホフの代名詞ともいえるカメラシリーズで昔のプロカメラマンはこのカメラが憧れだったそうです。
1936年にテヒニカ45Iを発表した後、テヒニカ45II、スーパーテヒニカIII、スーパーテヒニカIV、スーパーテヒニカV、マスターテヒニカ45、マスターテヒニカ45クラシック、マスターテヒニカ2000、マスターテヒニカ3000と改良を加え2000年代になっても販売される大人気シリーズです。
またジナーも同様に1948年のジナーS(ジナーノルマ)の発表からジナーP、ジナーP2、ジナーf、ジナーC、ジナーC2と発売されました。
ジナーSはボディの独特な色合いが美しく綺麗な状態を保つ機種は高値で売買されております。
また日本国内でも酒井特殊カメラ製作所のトヨや駒村商会のホースマン、タチハラ写真機製造所の木製カメラなどが有名です。
酒井特殊カメラ製作所(現・サカイマシンツール)の大ヒット商品となったトヨビュー(TOYO-VIEW)はシノゴだけでなく8×10(バイテン)サイズのものや近年では形を変えデジタルバックに対応した最新機種も制作しております。
駒村商会はトプコンとの協力でホースマンシリーズを作りましたが、カメラメーカーだけでなく海外製品の代理店販売としても活躍しました。
ゴッセン(GOSSEN)、ミノックス(Minox)、シュナイダー・クロイツナッハ(Schneider Kreuznach)、ローライ(Rollei)など数々のメーカーとの代理店契約を結んでおりました。
タチハラはバイテンを越える巨大なフィルム用のカメラも製造しその木目が美しいカメラは中古市場でも高額商品として取引されております。
現在のカメラとは大きな構造は同じですが仕組みの全く違う大判カメラ。
古くは新聞記者やプロカメラマンなど多くの方が愛用しておりましたが現在では見る機会が減りました。
しかし普及していたおかげで残っている数多のレンズやボディたちは今なお人々に興味を与える存在です。
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